読書 - ハイパフォーマンスWebサイト
ハイパフォーマンスWebサイト
感想
初版発行が2008年4月となかなか古く目新しい情報は無いんですが、Webサイトのレスポンスを向上させる上で気を付けるべき基本的な内容がまとまっている良い本です。
Webサイトを作り慣れている人であれば、目次を見るだけでちょっとしたチェックシート代わりになりそうです。数年後にまた読みたい。
ただしWebサイト構築未経験者にとっては、CSS等の部分で今ではスタンダードとは言えない情報が載っているので若干注意が必要そう。
個人的にはつい忘れがちなExpires
、Cache-Control: max-age
、Last-Modified
、ETag
の挙動を整理できたので満足です。
メモ
ブラウザにキャッシュさせたい場合
以下のレスポンスヘッダーをブラウザに送信することでキャッシュさせることができる
キャッシュの有効期限内の場合、サーバーにリクエストは飛ばない
Cache-Control: max-age=86400
- 1日後にキャッシュが切れる
Expires: Tue, 8 Nov 2016 00:00:00 GMT
- キャッシュの有効期限を設定
- HTTP/1.1に対応していないブラウザへの対応のため、
Cache-Control: max-age
と併用することが多い Cache-Control: max-age
が動作する場合はそちらが優先される
キャッシュの有効期限が切れた場合
上記のヘッダーが設定されていて、キャッシュが切れた場合、以下のリクエストヘッダーを送り、304がレスポンスされた場合はキャッシュを試用する
If-None-Match: "10c24bc-4ab-457e1c1f"
- レスポンスヘッダーに
ETag: "10c24bc-4ab-457e1c1f"
を含めることで設定 - 複数サーバーで冗長化している時、サーバー間で同じ値のETagが返されるように注意
- レスポンスヘッダーに
If-Modified-Since: Mon, 7 Nov 2016 00:00:00 GMT
- レスポンスヘッダーに
Last-Modified: Mon, 7 Nov 2016 00:00:00 GMT
を含めることで設定 ETag
が設定されている場合そちらが優先される
- レスポンスヘッダーに
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
- 作者: Steve Souders,スティーブサウダーズ,武舎広幸,福地太郎,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: 大型本
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